宮崎のなだらかな丘陵に陽が沈み、空は金と深紅に染まった。私はハンドルを握り、冒険の興奮に心を躍らせていた。計画は大胆だった。宮崎県を丸一日かけて一周する旅。エメラルド色の森、切り立った崖、そして水平線まで広がる太平洋の絶景を巡る、自然の傑作を巡る旅だった。心を解放し、世界の美しさに浸るための巡礼だった。しかし、その夜、家にたどり着いたとき、疲労だけが私の持ち帰ったものではなかった。

痛み。背骨を這うような、容赦ない激しい腰痛。すべての選択を後悔させるような痛みだった。私はソファに倒れ込み、動くたびに顔をしかめ、その日の喜びは苦痛に飲み込まれていた。

翌朝、痛みは怪物と化していた。ベッドに横たわり、天井を見つめ、身体を動かそうと試みた。しかし、起き上がろうとすると背中が叫び声を上げ、身体を硬直させた。私はベッドの枠を掴み、うめき声を上げながら這うようにして立ち上がった。「もうダメだ」と私は呟き、敗北感が痛みと同じくらい重くのしかかった。「私は壊れてしまった」

その絶望の瞬間、ふとある記憶がよぎった。友人が目を輝かせて語っていた、DENBA HEALTHという装置のこと。「これ、人生を変えるよ」と、確信に満ちた声で言っていた。私はその時、奇跡なんて信じず、軽く流していた。でも今、身体が裏切る中で、どんな希望にもすがりたかった。その夜、私はDENBA HEALTH ハイグレードを手に取り、その洗練されたデザインが私の脆い状態をあざ笑うようだった。疑いと決意を胸に、スイッチを入れた。

穏やかな温もりが身体に広がった。寒い朝に飲むお茶の最初のひと口のような感覚だった。劇的な変化ではなかった。痛みが一瞬で消えるような奇跡はなかった。でも、何かを感じた。鋼のように固まった筋肉が、ほんの少し緩むような感覚だった。私はその温もりに浴しながら、これが何かの始まりなのか、ただの気休めなのか考えた。「お願い」と私は装置に呟いた。「私の疑いを裏切ってよ」

日々が過ぎ、痛みと疑念との闘いが続いた。私は朝晩、DENBA HEALTHを使い続け、まるで命綱のようにそのルーティンにしがみついた。3日目の朝、何かが変わった。いつものように苦痛を覚悟しながらベッドから起き上がろうとしたとき、驚くべき変化が訪れた。ベッドの枠を掴まなくても、ゆっくり、だが自分の力で立ち上がれたのだ。笑い声が漏れた。半分は信じられない気持ち、半分は勝利の喜びだった。痛みはまだそこにあった。かすかな影のように。でも、私は動けていた。私は勝ちつつあった。

4日目になると、世界が違って見えた。キッチンまで歩くこと、靴紐を結ぶために屈むこと。そんな単純な動作が、もはや身体との交渉ではなくなっていた。痛みは後退し、その代わりに私が失ったことに気づかなかった軽やかさが戻ってきた。私は再び夢を見るようになった。宮崎の森を歩くこと、恐怖なくドライブすること。DENBA HEALTHは痛みを和らげるだけでなく、私の人生を取り戻してくれた。

5日目の朝、私は静寂の中で目覚めた。それは絶望の静寂ではなく、痛みのない静寂だった。私は身体を試すようにストレッチをしたが、いつもの刺すような痛みは来なかった。消えていた。私の身体を人質にしていた怪物は退散し、代わりに自由がやってきた。私は部屋に立ち、朝の光が窓から差し込む中、涙がこぼれそうになった。それは痛みの涙ではなく、感謝の涙だった。

宮崎一周の過酷なドライブは私を試し、壊した。でも、それは私をDENBA HEALTHへと導いた。5日間で、それは私の身体を癒しただけでなく、希望と強さ、そして暗闇が光に変わるという信念を取り戻してくれた。外に踏み出し、海の香りを運ぶそよ風を感じながら、私は痛みから立ち去るだけでなく、新しい始まりへと歩いていることを知った。

（私、個人の体験談と感想です）